神社Q&A

こちらではよく御参拝の皆様から聞かれるような質問を簡潔に説明しております。

地域毎の伝承でもある為例外もございますが、興味のある方はご参考までにご覧ください。


~神社について~

  • 神社=神様が御鎮まりになっている空間。全国に8万社以上ある(小さなお社や祠も含めると20万社以上)。

    神社には必ず御神体(ごしんたい)という神様が御宿りになっているものが存在する。

    その御神体をお祀りしているところを本殿(ほんでん)という。

    ※神様にお参りするところを拝殿(はいでん)、お供えをするところを幣殿(へいでん)という。

    本殿・拝殿・幣殿を広い意味で社殿(しゃでん)という。

    ※御神体は山や石等の自然のものもあれば、御幣(ごへい)や神器(じんぎ)等の人工物のものもある。

 

 

 

  • 神社によくあるもの

   ・鳥居(とりい)

    神社の玄関。神域(神様の神聖な空間)と俗界(人が日常生活を過ごす空間)を隔てている。

    またくぐる事で心身を清める祓いの意味もあるとされている。

    鳥居~本殿迄の真ん中の道は神様の通り道なので、無暗に歩いてはいけない。

    ※どうしても跨がなければいけない時は中心を通るときに頭を屈める。

     これを屈行(くっこう)という。本殿に向かい一礼するとより丁寧。

   

   ・狛犬(こまいぬ)

    神様をお守りし、頼まれ事をされる使い、神使(しんし)というもの。

    犬に限らず兎、猿、牛など祀られている神様と所縁深い生き物の場合もある。

    口を開いた唖(あ)、口を閉じた吽(うん)の2頭が対になっている事が多い。

    ※阿吽は古代インドの言葉で「A」と「Z」にあたり、物事の始まりと終わりを表す。

   

   ・手水舎(てみずしゃ)

    神様にご挨拶する前に自分を清める場所(洗い場のようなもの)。

    手水(てみず)の作法は以下の通り。

 

    一礼 → 杓子を持つ → 水を汲む → 左手 → 右手 → 

    左手に水をのせる → 手に乗せた水で口を漱ぐ → 左手 → 

    杓子を傾け持ち手を洗う → 杓子を置く → 一礼

   

   ・灯篭(とうろう)

    灯の篭(かご)と書く通り火の明かりを風や雨から守る為の囲い。

    最初は仏教由来だが、神仏習合(しんぶつしゅうごう)という神様と仏様を一緒に考えられてた時代に

            取り入れられたとの事。           

 

   ・注連縄(しめなわ)

    鳥居と同じように神域と俗界の境界を表すが、「立入禁止」の意味もある。

    社殿にかけられた注連縄は「ここから進んではいけない」という警告である事が多い。

 

 

 

  • 神社とお寺の違い(例外もあり)

       〇お祀りしている対象

   神社:神様。御神体を本殿に安置している場合は直接目にすることはない(神職でもほとんどない)。

      ※山や滝など自然のものはこれに該当しない。

   お寺:仏様。仏像をご本尊として直接拝む事が出来る(御開帳~ごかいちょう)。

 

 

      〇建物

   神社:屋根が檜皮葺(ひわだぶき)や板葺(いたぶき)。床面が地面から離れた高床式が多い。

      簡素な建物が多い。

    寺:屋根が瓦(かわら)で、柱の下には土台となる礎石が置かれている事が多い。

      装飾の多い建物が多い。

  

    ※神仏習合の名残で神社にはお寺の、お寺には神社の名残があったり、

               地域の信仰や事情も相まって例外は多く存在する。

 

 

       〇その他

    ・神社で仕事をするのが神職または神主(宮司は役職名で神社の長)。

     お寺で仕事をするのがお坊さん、僧侶(住職は一寺院を管轄する僧侶)。 

 

    ・神社で読むのは祝詞(のりと)、お寺で読むのはお経(おきょう)

 

    ・御神籤(おみくじ)で凶があるのはお寺が多く、神社は末吉までが多い(凶をだすところもある)。

     縁起が悪いからという理由が多く、他にも和歌だけで神様の助言をお伝えする神社もある。  

 

    ・御利益(ごりやく)という言葉は本来だと仏教用語で「仏や菩薩が与える恵みの事」。

     神社では「御神徳」という。

     ただし、明治時代を境に「神仏が人間に与える恵みや幸運」という意味で使われる様になったので

     間違いではない。

 


~授与品や御神籤(おみくじ)について~

   〇授与品=「神様からの授かりもの」

    昔から日本人は様々な災厄や悪霊から身を守る為に神様の御力が宿ったものを持ち歩いていた。

    それを小型化し、小さい袋に入れたのが御守(おまもり)という。

    

  Q. 1年を過ぎた授与品はどうしたらいいの?

  A.授与品等の御神徳は年を終えたからと言っていきなり消えるのではなく、  

    段々遠ざかっていくものと一説で言われている(稲の周期を由来としているので収穫したお米が

            年々古くなっていくという考えに近いと考えられる)。

    その為、神社にてお清めしたうえでの処分となるので神社に持って来てもらうと良い。

    ただ、神徳と別に思い入れのあるお札や御守を大切にしていきたいという場合(特に人生儀礼)は、

    そのまま思い出や記念として自身で大切に保管し続けても良い(処分するときは神社へ)。

     

    ※ただし人形や物品等のお清めをする場合は、神社で清 祓いした後には

     家へと持ち帰り自身で処分してもらう神社が殆どなので事前に相談すると良い

 

 

  Q.御神籤(おみくじ)で運勢は決まるの?

  A.御神籤の役割は、判断の難しい事や予測のつかない将来について神様に神    

    意を問う為のものなので良い方向に進む為のあくまで参考とするのが良い。

    ※「大吉」「小吉」等の表記はあくまで自身に巡る運気の総合的な現状と考えると良い。

 

 

  Q. 御神籤(おみくじ)は持ち帰ってはだめなの?

  A.  神社で御神籤を紐に結んでもらう理由は、説として挙げられるのが、

    ①神社の授与品同様、お清めしたうえで処分する為

    ②御神籤を自身の形代(かたしろ~替わりとなるもの)として神域内に結び、

     生命力を授かる為とされているので、処分するときは神社で結ぶなり納札箱に納めた方が良い。

     ただ、御神籤は病院でいう「診断書」に当たるものなので、

     「自身の何が悪いか」「どう改善していくべきか」を指し示すものとして

     日々手元に持ち歩くのは決して悪い事ではない。