弥生の候 皆様いかがお過ごしでしょうか。
扨本日は桃の節句、女子の健やかな成長と幸せを祈る年中行事「雛祭り」ですね。
元々雛祭りは形代とされる人形に自分の穢れを移し水に流す事で厄を祓う行事である「上巳の節句」と、平安貴族の子女の遊びである「ひいな遊び」が融合したものと言われています。
平安時代当時の乳幼児死亡率は現代とは比較にならない程高かったそうです。
赤ん坊のうちに亡くなってしまう事も珍しくない時代、子供の成長を見守りたいという親の必死な思いが雛人形というかたちとなり現代まで連綿と続いてきてるんですね。
現在は国際化社会により様々な国の文化に触れる事が出来るようになった反面、日本の歴史文化への関心は薄れてきている様にも思えます。
古くから続く日本文化の根幹にある大切なものを多くの人が見落としてしまう事の無い様、神道から学ぶ機会の多い私達が伝統文化を伝えて次へと繋げていかなければなりませんね。
